GWは、日帰りできる山をあえて、お泊まり登山です。
いつもはせかせか時計を気にしての山登りも、気持ちも時間もゆったり、楽しめる有意義な登山スタイルになりますね。
ゴールデンウィークの御岳山は新緑でキッラキラ
この時期の山は、新緑が眩しいくらいキッラキラ。花もたくさん咲き始めて、山がワイワイしている感じでとっても楽しいですね。
ミソサザイが屋根の上でさえずっていました。こんな鳥たちの声も賑やかで、気分を盛り上げてくれます。
お宿は、奥多摩・御岳山の宿坊で
場所は、奥多摩の御岳山。この山には御嶽神社があり昔は山岳信仰の修験者が多く訪れていました。今でも、登山口の集落には多くの宿坊があります。
宿坊は、修行体験?のようなこともできるようですが、今は普通に泊まれる宿として営業されています。(なので朝のお勤め、とかないのでご安心を笑)
御岳山の宿坊は、いわゆる観光地の旅館やホテルのようなサービスはないけれど、山の幸の食事もいただけるし、基本的に個室で、入浴や洗面もひととおり施設はそろっています。山小屋以上・旅館未満、といった感じでしょうか^_^
私たちは駒鳥山荘さんにお世話になりました。
宿泊用の荷物をデポって(預けて)、この日は御岳山から大岳山まで向かいました。
日帰りできる山を、あえて泊まり登山。ゆったり楽しめて良いです!
御岳山から大岳山の登山道は、それほど危険なところはないものの、大岳山の山頂手前には、ちょっとした鎖場があります。観光気分で訪れると、ちょっと危ない感じ。ちゃんとした登山靴でいきましょう〜。(&ゴールデンウィークのような混む時期は、この場所もけっこう混雑しますので、登り下りを他のお客さんと譲り合いながら、いきましょう)
山頂のすぐ手前には、大岳山のお社があります。ここの狛犬が、なんだかカワイイんですよねー( ´∀`)
山頂で山ごはんは、焼肉!
暑い日の山行にもってこいの山ごはんは、焼肉です(笑)!
登山中にお肉がいたんでしまう可能性もあるので、こんなときはお肉は冷凍しておて、それをクーラーバックにいれて持ち歩きます。ちょうどお昼どきには自然解凍で良い感じ、です。
暑くてバテバテになりがちな初夏の山行。お肉のパワーってすごいもので、ごはん後にまたしっかりエネルギーが回復したのを感じました!
御岳山まで戻って宿坊でお泊まり
いつもならこのままケーブルカーに乗って下山して帰路に着く、のですが、この日はこのまま山に居れます。これが泊まり登山の嬉しいところー。
「宿坊」だし、ごはんは質素なんだろうなぁ・・・と期待していなかったのですが、これが想定外に豪華なお食事!山の幸がたんまり。炊き込みご飯や、刺身こんにゃくが、これまたとっても美味しかったぁ( ´∀`)
山のお宿ですが、お風呂もあるし、石けんも使えます。(備え付けのアメニティは、それなり、です・・笑)
汗をかいた登山後に、サッパリできるのはありがたいです。
夜は御岳のケーブルカー乗り場まで行くと、東京の夜景が楽しめます。街に近い山の楽しみですね。
翌朝は日の出山へご来光
「日の出山」は名前のとおり、日の出をみるのにはもってこいの山、です。御岳からは片道30分程度の山道です。(それほど高低差はないのですが、熊がでやすい山域でもあるので鈴は鳴らしていきましょうね。)
この日の出山で見たご来光、これが本当に感動的でした。
日の出山の山頂には展望台があって開けていて、ベンチやテーブルもあります。(コーヒーセットなんぞ持っていけばよかった!と思いました。ご来光を眺めながらのコーヒータイム。次回はそうします)(ちょっと下ったところにトイレもあるので安心です。)
東京の街が、だんだんと明るくなってくる様子。
しずかーに寝ていた大都会が、目覚めていく感じ。
そして御岳山にも朝日があたって、これがまた対照的な景色なんです。
人生で初めてのお泊まり登山だったこともあると思いますが、その後の泊まり登山の中でも、このとき見たご来光は、トップ3に入るくらい、わたしには感動的でした。
アルプスなどの高い山で見る景色ももちろん素晴らしいですが、こうした身近な里山で感じる自然って、これもとても感動的です。
泊まり登山の良さ
日帰りでも十分な山を、あえて泊まりで楽しむ。
山で過ごす夕暮れ、夜の動物たちの気配、そして夜明けから日の出の美しさ。これ、ほんとうに贅沢で充実した山行ですよ〜!
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