低山・高山と、雪山登山の機会に恵まれた今シーズン。
無積雪期では暑がり&薄着のワタシですが、どうやら寒さにも弱いようで(泣)雪山のウェアについて色々悩みました。また山の行動中のちょっと不便を解決してくれたギアとともに、今シーズン購入して実際に山で使って良かったアイテムをご紹介したいと思います!
ウェア編
フーディニ スリープウォーカー HOUDINI Sleepwalker
冬山のレイヤリングについて、上半身は色々選択肢もあるし、脱ぎ着も(下半身と比べて)しやすいから良いんだけど、スボン・パンツについては、あんまり選択肢が、ない。。。
メリノウールタイツ+厚手冬用パンツ+アウターシェル、くらいがMAX?→でも登山靴(+アイゼン+ゲイターとか)履いた状態でパンツを脱ぎ着するのはあまりにも現実的ではないので、結局登り口からそうそうウェアは変えられない・・・。
タイツを2枚履き、という方法もあるみたいだけど、スボン(パンツ)の下にいっぱい着込むの、不快ぢゃないですか?笑?(→トイレのときにいっぱいおろしたりあげたりあるし、動きづらくてゴロゴロするし、、)
ワタシは、冬山&風が強いと、下半身もけっこう冷えを感じます。特に、太ももやお尻、といったおそらく脂肪が多いところ(爆)が冷えるんでしょうね。(冷え性ではないのですが、、)で、見つけたのがコレ!
ワタシはSサイズを購入。身長が低い(150cm)ですが、もたつく感じもなく、ウエストもゴムでシューッとしばれるので、サイズ感はそれほど気にならないかな。登りがキツイところでは少し裾が気になったけど、まぁ登りは暑くなるからチャックをパッとあけて脱いでも良いしね。登り始めや平坦な歩き、風が抜ける場所など、体が温まっていない状態で下半身が冷えることがなくなったので、これは買ってヨカッタ!
ポケットもないし、収納もポケッタブルではないのですが、クシュッと畳んでザックに入れることもできるし、210gと軽量なので、ズボンを1本持っていくより軽いし、なにせ着脱がラクなのがストレスなくて良い〜!これは雪の冬山だけじゃなく、秋や春の低山トレッキングにも使い勝手が良さそう。3月4月でも、朝はスンッと寒いですしね。車の運転のときのひざ掛けにもなるし、なかなか良い感じ。
中綿には「プリマリフト」っていう化繊が使われているそうで、お洗濯も(柔軟剤入れずに)家庭の洗濯機で洗えるのも便利です。
これは「冬は寒くて、山に行くのが億劫よねぇ・・・」っていう人にオススメしたいアイテムです!
パタゴニア マイクロパフフーディ M’S MICRO PUFF HOODY
これ、行動中に着れるダウンとのふれこみ。ネットで見ることが多くて、そんなに良いのかねー?と思っていたのですが、ちょうどパタゴニアのサイトでアウトレットで安くなってたのでポチりました。
このマイクロパフ的なアイテムは、モンベルのダウンジャケット(800のやつ)(→天然ダウンなので水濡れNG、なので山小屋の中や休憩中に着るような感じ)や、パタゴニアのナノエアジャケット(もう廃盤になってしまってますが、化繊で汗抜けが半端ないので気に入っていたのですが、重さがそれなりにあるのと、けっこう嵩張るのでそこが欠点。。。)を持っているものの、ちょっとどこか足りなくて。
このマイクロパフは、軽いし、ポケット部分に入れ込んでたためばポケッタブルにもなる。化繊なので汗抜けもよく洗濯もしやすい(←ここ私には大事〜)です。
パタゴニアは、レディースのものはシルエットがちょっとグラマラスな外国女性向き(ウェストけっこう絞ってる感じ)なのが好みではなかったので、メンズのXSサイズ・ブラック色にしました。腕や肩周りは少し大きいですが、冬なので中に着ることを考えるとちょうど良い感じ。チャックを締めたときの裾が少しキツイ(150cmの女性だとちょうどお尻周りの一番太いところになる)ですが、そこまで気にならないかなーと思います(^^)
ミレー (Millet) 【レディース】ティフォン 50000 ウォーム ストレッチ ジャケット TYPHON WARM MIV01560
これは前回の記事でもご紹介したもの。
1泊2日の北八ヶ岳では、登りで暑くなるときや日中の日差しが強い登山道で着用。パタゴニアのナノパフジャケットを脱いで、このミレーのウォームストレッチジャケットを着ました(中はメリノウールのミッドレイヤー+ベースレイヤー)。八ヶ岳は、樹林帯を抜けると風の通り道ようなところがそこそこあるので、急に風が強くなる場所があります。それでもそこまで寒さをダイレクトに感じることはなかったので、この裏地の起毛が効いてるのかなーと思います。
ギア編
アウトドア用断熱シートの座布団
これ、ザックの横ポケット(?)に挿してる方をチラホラ見かけてはいたのですが、購入を迷っていました(笑) 使ってみた結果、個人的な感想は
なくても良いけどあると、とても便利で快適
ですね(^^) 特に長い時間座っていても寒くないし、表面がポコポコなのでそれほど座布団が濡れない。自分が座らなくても、これをサッと広げて、そこにザックをおろしたり荷物置きにもなる。(土や雪の上に直接置くと、あと汚れてややこしいですからね。。)何かと使い勝手がいいので、よっぽど軽量化したいとき以外は、これからも持っていくなーと思うし、特に寒い時期や雪山には絶対持っていく!と思うアイテムです。
ほんとはTHERMARESTのが欲しかったんだけど、どこも欠品中でした(泣)季節モノは買うタイミングも大事なのかもしれませんね。
軽量で防水の、アイゼンケース
アイゼン(クランポン)の付属ケースって、自宅で保管するのに使うケースとしてはいいんだけど、登山中に出したりしまったり、のときは、キッチリ刃を上手く畳まないと入らなくて(私は)使いづらい・・。それに(しっかりした作りだし、チャックなどもあるからか)ケース自体の重さもそれなりにあります、ね。それに、雪がついた状態で収納したいとき、ザックの外側に付けないと濡れてしまう(ケースに防水性がない)のが何だかなー、と。
雪山では、ケースにサッと入れてそのままザックの中にボンッとしまいたい、っていうのが意外とあるなーと感じたのです。下山後にロープウェイに乗車するときや、山小屋などに入って食事するとき。
衣類などを入れるスタッフバックで代用できるか?と考えたのですが、アイゼンの刃で破ける、よね。
- (アイゼンの刃で破けないような)丈夫な布で作られている
- アイゼンの出し入れがしやすい
- 防水性がある(雪が付いたまま入れても外に漏れ出ない)
で、見つけたのがこの2つ。
私は「山と道」さんのもの、夫は「モンベル」さんのもの。
「山と道」はLサイズしかなくて大きいかなぁと思ったのですが、アイゼンを適当に畳んでボンッと入れるのにちょうど良いサイズでした(^ ^) フタ部分はマジックテープで止めるだけ。完全防水な感じではないけど、口を上にして縦にザックに入れればボタボタと漏れることはないですね。
モンベルのものは、「ラップ」なので、風呂敷のようにクルクルと包んでゴムで止める感じ。広げると約70cm角とそこそこ大きい感じ。アイゼンもしっかり包めるし、濡れた衣類などをザックに入れたいときにも使えそう。
山小屋では、外や玄関に、アイゼンやストック、ピッケルなど、雪がついたものは置くようなところも多いですが、登山客が多いときは取り違いが多くなっちゃいます。(特にアイゼンは、それほどメーカーや種類が多くないこともあってか、山小屋の玄関土間は、8割グリべルの黄色で埋まってる印象・笑)こりゃ自分のザックにしまって置くほうが無難だなーと。
山に行くことで気づいたことを、道具や装備を少しセットアップして、次の山旅で試してみる。思ってたより快適に使えると、ウフフとちょっと嬉しくなりますよね( ´∀`)皆さまの山旅装備の参考になれば、うれしいです^_^
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