2017年夏。初めての山小屋泊まりは、南八ヶ岳のオーレン小屋を拠点として、硫黄岳への山旅を計画しました。
前泊入りで、茅野市内のビジネスホテル宿泊(→桜平の「夏沢鉱泉」宿泊のほうがおすすめ)
登山は、早出早着が基本。ということで、八ヶ岳には前泊入りしました。茅野市内のビジネスホテル宿泊→翌朝5時に出発、6時過ぎに桜平の駐車場着。
でしたが、
- 市内から桜平まで、そこそこ距離と時間がかかる
- 気圧の変化に弱い私は、高度順応の意味でも登山口近くに宿泊して慣らしておきたかった
ってことで、翌年の八ヶ岳縦走のときは、夏沢鉱泉を前泊入りの宿としました。
一日でかなりの標高を上げると、クラクラする・・・
この日は、桜平の駐車場から標高2760mの硫黄岳まで、目指します。
これぞ!八ヶ岳!の景色です。苔むした岩、しらびその木々。
小雨と霧の中の山登りでしたが、こうして木の葉っぱに雨露がついた姿も、なんともきれい。
銀竜草。こんなに白く透き通っています。
八ヶ岳は、犬連れ登山の方がけっこう多い。
犬と一緒に山登りを楽しむ、というのを初めて目にしたのが、この八ヶ岳でした。桜平から硫黄岳の登山道は、危険な場所や鎖場などはないので、犬連れでも楽しく登山ができます。犬のほうがたったかたったか登るので、待ちくたびれてるワンコもいました(笑)
どの犬も、飼い主さんも、犬と一緒に山を登ることをとっても楽しそうにしていて、猫派だった私にはその姿が衝撃的で、「わ、わ、わ、わたしも、犬と一緒に、山登りしたい・・・・!!!!」っていう欲求が、これが山から帰って日が経つにつれて大きく大きくなっていったのでした(笑)
と、山登り中は、それどころではなく、というか、まわりにいるワンコの姿に活力をもらいながら、ひぃひぃ、登りつづけました。
山頂は、ガッスガス(-_-)
山頂に近くになるにつれて、ガスがわきてきて、山頂はもうガッスガス・・・・。
犬連れの方曰く、今まで4回ほど来てるそうなのですが、このガスはまだマシなほうだ、と・・・。(ちなみに4回とも、こんな感じでガスばかり、だそうです・・・)
晴れていれば、こんな感じ。。。
ほんの一瞬だけ雲が抜けました。そのときに、この爆裂火口が見えて、それはそれでけっこうな高度感(汗)
岩場に1つだけ咲き残っていた、コマクサ。
オーレン小屋で宿泊
オーレン小屋は、個室もあるし、なんと、水が豊富なので(沢が近くにあります)(石鹸やシャンプーは使えませんが)お風呂にも入れます!(お風呂に入れるのは、とってもありがたい。。。)
「山小屋だと狭い布団で他の人が隣にいるようなところで寝るんでしょ、、、?」とか「汗だくなのにお風呂に入らないで過ごすなんて、、、、」と不安がある方に、最初に泊まる山小屋としてはオススメですよー。
オーレン小屋名物、馬肉の桜鍋!
こちら、オーレン小屋名物の、馬肉の桜鍋です!
すき焼き風の割りしたでの味付けです。桜鍋は、野菜もたっぷり。鍋以外にも、天ぷらや香の物、トマトなど。白いご飯はおかわりOKです!
この馬肉の桜鍋、登山で疲れた体に染み渡るぅぅぅ〜〜〜〜〜!本当に美味しい!
オーレン小屋にくる、鷽(ウソ)鳥さん
オーレン小屋の前には小さな広場があります。そこに鳥用のゴハン台がありまして。
キャワッーーー!!!鷽(うそ)鳥さんが、いらっしゃるではありませんか!!!
首のまわりが赤いのが、オス。
人間の(ヘタな)口笛のような、フェーへーのような鳴き声。
この鷽鳥さん、関東近郊の山では冬に見られるのですが、夏場はちょうど過ごしやすい八ヶ岳のような高山に居るようです。秋、冬になり、八ヶ岳が寒くなると、奥多摩や秩父のような冬場でも暖かい(八ヶ岳に比べてね)ところに移動するのだそうです。
ただ、奥多摩あたりで冬見かける(らしい)鷽鳥さんの姿と比べて、ちょっとシュッとしています。冬毛を立てて暖かくしなくていいから、ちょっと、ぺったんこ・・・( ´∀`)
翌日は、予定を変更して早く下山&霧ヶ峰へ
初日の硫黄岳登頂で、思いのほかヘロヘロになってしまい(笑)翌日の天狗岳行きは断念し、早朝に下山→車でほど近くの霧ヶ峰へ向かうことにしました。
と、オーレン小屋から桜平駐車場の登山道で、、、
オオオオ!オコジョさん!(オコジョ写真続きます・・)
岩陰で、なーにか動いた??と思って立ち止まったら。。。
オコジョ!!!オコジョ!!!!!!
木の根っこの隙間を、あっち行ったりこっち行ったり、ピョコタン!ピョコタン!
あちらこちらから出ては隠れて。
超動きがすばしっこくって、写真はほとんどぶっれぶれ・・・・笑
あーーー動画撮っとけば良かったなぁ、、、、、
オコジョって、イタチくらいの大きさかと思っていたのですが、この子、ハツカネズミ?くらいの小ささ。思いのほか小さかったです( ´∀`)
夏の霧ヶ峰は、花でいっぱい・・・!
霧ヶ峰は、ニッコウキスゲ(黄色いユリのような花)が有名ですが見頃は7月。行ったのは8月だったので、ニッコウキスゲは終わっていましたが、たくさんの高山植物が咲いていました。霧ヶ峰は起伏が穏やかなので、ポケット図鑑でも持って散策するのも楽しいですね♪( ´θ`)
霧ヶ峰にある「コロポックルヒュッテ」で早めのランチに、ボルシチ。
車山の山頂まで行きましたが、これまた急にガスが。。。目の前にある気象レーダーの丸い球?も、探すほど・・・。
夏の高山は天候が変わりやすいので、急にガスがわきでたり、そのガスが抜けたり、目まぐるしいですが、それも街中とは違う自然を味わえる楽しみでもあります。夏の高山植物は、一見の価値あり!霧ヶ峰はアップダウンも激しくないし、コロポックルヒュッテのようなかわいらしいカフェや宿もあるので、ゆるりと自然を味わいたい夏に、ぜひ。
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