2021年はここ数年ぶりに雪に恵まれた(豪雪地域にお住まいの方は大変だったことと思いますが、、、)のですが、4月になり急な暖かさ、で多くの山では例年になく雪が少ないらしいです。
でも!少ないといえどまだまだ多くの雪が残る、富山の立山連峰。4月には立山アルペンルートも開通し、室堂周辺の山小屋も小屋開きが始まりました。ということで、2500m超えの雪山といえど、トロリーバスやロープウェイで手軽にアクセスできて、雷鳥がウヨウヨ(笑)の、立山連峰の室堂へ行ってきました!
春の雷鳥まつり!みくりが池まわりで、たくさん会えました・・・!
![春の立山2021 雷鳥](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/A5BB07D6-C6F0-4DB4-B68C-22A756825A4C_1_105_c-1024x683.jpeg)
![春の立山2021 雷鳥](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/8B355146-E70A-44B9-9793-B6FC67282338_1_105_c-1024x683.jpeg)
多くの雪で覆われる室堂。春になると、点々と現れるハイマツの離れ小島。そこを寝床に雷鳥たちは過ごしていました。
![春の立山2021 雷鳥メス](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/FF4FC2A4-F358-404D-9B5F-2C8F2CAFFC7F_1_105_c-1024x683.jpeg)
![春の立山2021 雷鳥メス](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/3BB054D4-56EE-408B-8C04-18E3A042DF67_1_105_c-1024x683.jpeg)
この時期は、雷鳥たちがツガイになって巣作りをし始めるそう。
![春の立山2021 雷鳥オス](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/6589F49E-7D81-42A4-AC9F-4FF27F09BAD6_1_105_c-1024x683.jpeg)
この雷鳥のオスは、目の上が赤くなって繁殖時期のお知らせ。このハイマツの中にメスがいて、今年の新居を構えたっぽいです。メスはほとんど巣から動きませんでしたが、オスが周りをパトロールしたり動きまわっていました。
![春の立山2021 雷鳥オス 求愛](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/07569498-1288-4444-A23D-29168827A263_1_105_c-1024x683.jpeg)
このように尾っぽを広げてアピール。後ほど、立山自然保護センターで尋ねたところ、これはオスの求愛行動、とのこと。こんなふうに、じっくりと雷鳥観察ができるのも、立山室堂ならではかもしれません(^^)
天気に恵まれた雪の立山は、絶景!
![春の立山2021](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/1978C35A-831A-4B62-A753-C9C6A6ED174A_1_105_c.jpeg)
室堂ターミナルより、一の越・雄山。この日は絶好の晴天に恵まれ、立山ブルーの青空。
![春の立山2021 奥大日岳](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/7B52DDB8-4219-47CA-A53B-F04FA61559CE_1_105_c-1024x683.jpeg)
雷鳥荘と、奥大日岳。春といえどまだまだたくさん雪が残る立山。風が吹くと青い空に雪煙が舞い、絶景が広がります。
![春の立山2021 浄土山展望台より](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/D2B2FAEB-6144-463E-87AA-9CDB9999E8F5_1_105_c.jpeg)
こちらは浄土山の展望台からの景色。遠くに槍ヶ岳など北アルプスの稜線が広がります。
![春の立山2021 夕暮れ](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/F457D897-76B3-440F-95E6-86CE87D4D05A_1_105_c-1024x683.jpeg)
夕日にほんのりピンク色に染まる立山連峰。
![春の立山2021 夕暮れ](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/746954F4-3CEB-4E64-A992-769548BAF6A5_1_105_c-1024x683.jpeg)
この時期、夕日は奥大日岳・大日連峰に沈んていきます。だんだん空の色がかわって、白い雪山が薄いグレー色に。刻々と変わる空の色が、これまた美しかったです。
![春の立山2021 満月の夜](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/2EAF28B4-D035-49E8-BAD1-EDFF16BB06CB_1_105_c-1024x683.jpeg)
そしてこの日は満月!(なので、月明かりが眩しすぎて星はあまり見えません・笑)満月で晴天だったこともあり、雪が月明かりをぼんやりと反射して、ヘッドライトなくても歩けるくらい、明るい。これにはびっくり!
![春の立山2021 浄土山展望台へ](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/2EBDF3BF-E7E2-4A12-86D8-391EA79D8453_1_105_c-1024x683.jpeg)
![春の立山2021 ハロ](https://yamakurashi12.com/wp-content/uploads/2021/04/B5A8AD46-7F1F-4663-86BF-15EC002D42A6_1_105_c.jpeg)
翌日は浄土山方面へ登りましたが、太陽のハロも見ることができました。
2泊3日の室堂の山旅。雷鳥にもたくさん会えたし、なによりも冬山独特の美しい山容、絶景。
(一気に2500m近くの高度に、毎度のことながら高山病は出るし(笑)、太陽が出ている・出ていない、風がある・ない、で大きく体感気温が変化する冬山独特の天候も、ウェアリングに頭を悩まされたし(笑)、初めての12本爪アイゼンに四苦八苦したり、軽量化を考えるなかで35mmフルサイズのSONYα7cのカメラがやっぱり秀悦だったり、など、お伝えしたいことはまだまだたくさん!追って詳しくブログに書きたいと思います!)
2500m超えの冬の絶景は、想像以上の美しさ。その景色の中で、「神の使い」とよばれる雷鳥の、愛らしい姿とあの過酷な寒さの中で生き続ける逞しさ、生命力。また、この景色に逢いたい、と思いながら、今度は、小さな雷鳥のヒナたちがウヨウヨうろつき(笑)色とりどりの高山植物が咲き乱れる夏の時期にも、訪れたいなぁなんて思いながら、マイナスの立山から20℃超えの関東に帰宅したのでした。
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